
鶴見製紙株式会社様
CASE STUDY
オンプレミスからの脱却とシステム連携強化で業務効率が大幅向上!
コロナ禍のリモートワークもスムーズに
鶴見製紙株式会社 様
今回は、再生紙トイレットペーパーの製造販売及び機密書類の溶解処理事業を展開されている鶴見製紙株式会社様にお話を伺いました。
2016年に基幹システムとしてクラウド型販売管理システム「FLAM」を導入。導入の経緯や効果、そして今後の展望について、刈谷大吾様にお聞きしました。

— はじめに、貴社の事業内容と特徴についてお聞かせください。
刈谷様: 当社は、再生紙を利用したトイレットペーパーの製造販売を主な事業としています。特徴的なのは、卸売業者を介さず、小売店様に直接製品を販売する「直販体制」をとっている点です。これにより、迅速な配送が可能になっています。また、約20年前からは機密書類をリサイクルする溶解処理事業も展開しており、こちらも当社の柱の一つとなっています。
オンプレミスからの脱却が急務。決め手はクラウドの速さと柔軟性
— FLAM導入前は、どのような業務課題をお持ちだったのでしょうか。
刈谷様: 2016年以前は、オンプレミス型のシステムを利用していました。当時は社内の様々なシステムをクラウドへ移行していた時期で、オンプレミスでの運用には限界を感じていましたね。 特に、既存のシステムはパッケージソフトだったので、業務に合わせた柔軟なカスタマイズがほぼ不可能でした。また、発注業務をいまだにFAXで行っていたため、納期管理に時間がかかったり、年に数回しか発注しないような部品の管理が煩雑だったりと、業務の非効率も課題でした。
— 様々なシステムがある中で、FLAMをお選びいただいた決め手は何でしたか。
刈谷様: やはり一番は「クラウドベース」であることでした。その上で、SaaS型のシステムにありがちな画面遷移の遅さがなく、オンプレミス環境と遜色ないスピードでサクサク動く操作性が非常に良いと感じました。 そして何より、こちらの要望に対して「ユーザーサイドに寄り添って話を聞いてくれる」だけでなく、機能改善などを実際に「実現してくれる」という、カスタマイズへの柔軟な対応力が大きな決め手になりました。フルスクラッチ開発も検討しましたが、コストを考えるとFLAMの柔軟性は非常に魅力的でしたね。

鶴見製紙株式会社 本社工場にて、FLAMの導入にお力添えくださった刈谷大吾様にお話を伺いました。

他システムとの連携で周辺業務も効率化。リモートワークを支えてくれたのもFLAMでした。
— FLAMを導入して、どのような効果がありましたか。
刈谷様: まず、長年の課題だったFAXでの発注業務がなくなり、納期管理にかかる時間が大幅に短縮されました。会計ソフトの「マネーフォワード」とも連携しており、経理へのデータ受け渡しもスムーズです。 特に大きなメリットだと感じているのは、FLAMは他のシステムとのデータ連携が非常にしやすい点です。データのインポート・エクスポート機能が柔軟なので、周辺システムの開発も進めやすくなりました。基幹システムがボトルネックになることがなくなったのは大きいですね。

— コロナ禍ではリモートワークにも貢献したとお伺いしました。
刈谷様: はい、その通りです。リモートワークを導入した際、以前の環境では出社が必須だった請求書の照合といった業務も、自宅のPC一つで完結できました。業務が滞ることなく進められたのは、FLAMがクラウドシステムだったからこそです。改めてクラウドの利便性を社内全体で認識するきっかけになりました。
— 実際に利用されている現場の皆様からの反響はいかがですか。
刈谷様: データが整理されていて、システム自体もシンプルなので、導入時に大きな混乱はありませんでした。基本的な仕入れや発注業務を、安全かつ安定して行えると現場からも聞いています。

クラウド型システムの導入は「業務のブラックボックス化」を防ぐ第一歩
— 最後に、販売管理システムの導入を検討されている企業様へアドバイスをお願いします。
刈谷様: こうしたシステムを導入する一番のメリットは、業務のブラックボックス化を防げることだと思います。担当者しか分からない、という状況がなくなり、業務の透明性が高まりますそれは結果的に、俗人化の防止や不正防止にも繋がりますので、特に会計や支払いが絡む業務においては非常に有効ではないでしょうか。